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カレー本書評

【書籍紹介】だいたい1ステップか2ステップ!なのに本格インドカレー


稲田俊介氏のレシピ本続編。

本格インド料理に根差しながらも家庭向けのレシピとして最低限まで材料や工程を削ぎ落とし、時短と本格を完璧に両立させている。


どんな本か

  • インドカレーってこんなに簡単だったのか!と誰もが驚くレシピを満載。
  • サラサラタイプのカレーや具材たっぷりのカレーなど、幅広いバリエーションのインドカレーを紹介。
  • 時短をすることでストレスフルな作業時間を減らし、ゆったり食事を楽しむ豊かな時間を増やすというのが信念。
  • アルコール、ノンアルコール両方のスパイスドリンクを多数提案
  • フォントや写真の見せ方もポップで、眺めているだけでも楽しい



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エリックサウス総料理長 稲田俊介氏の2冊目のレシピ本

前作『南インド料理店総料理長が教えるだいたい15分!本格インドカレー』に引き続き、本格インドカレーをバリエーション豊かに紹介しているレシピ本。


フライパンひとつ、電子レンジ一つ。お手軽すぎる時短レシピが満載すぎる

自ら「フードサイコパス」を名乗る、エリックサウス総料理長の稲田俊介氏。

食べることが好きすぎて、「飲食の時間を豊かにするためであれば手段は選ばない」というその天才的な狂気と、初心者の作り手への細やかな配慮が両立している稀有なレシピ集である。


今回は時短を追求するために炒め工程を省き、初めから全ての材料を同じ鍋に入れたりレンチンだけで仕上げるカレーやビリヤニレシピなども満載している。

特におすすめしたいのは「魔性のレモンバターチキンマサラ」。鶏のセセリを使用しバターをモンテしたデブのカレーである。

電子レンジだけで作れる「ベジタブルプラオ」は手軽に作れるのに完璧な冷凍ピラフのよう。

前作ではベーシックなミックススパイスはコリアンダー5:クミン1:ターメリック1:チリ1としているが、今作ではよりシンプルにコリアンダー1:クミン1:ターメリック1:チリ1のミックスパウダーを多用。


とにかく時短とお手軽を追求し、その浮いた時間でダラダラ飲むことで幸福の総量を追求する、というのが稲田さんの信条なのだ。


本格レシピとマニアックな「いぶし銀」メニューも!

メインターゲットをこういった初心者層に置きながらも、後編の「帰ってきた!休日番外編」では休日にじっくり作りたい本格的なレシピも多数掲載。


ビギナー向けレシピでとっかかりを覚えた後には本格的な料理にも挑戦したくなるのが心情というもの。

前作ではミールスのアイテムを一通り作れるようになるレシピ集が載っていたが、今回は「ミーンコランブ」・「フィッシュマラバール」・「ミーンモーレー」のインドのフィッシュカレー3パターンや大人気の「ポークビンダル」のレシピも掲載。

マニアックなところではアングロインディアン料理の「ムリガタニースープ」やカルナータカなどで食べられている茄子混ぜご飯の「バンギバス」なんかも。

随所に溢れ出てしまっている稲田さんの変態性に要注目だ。

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