アーンドラ・ダイニング渋谷で9/10限定で提供されていたガネーシャ生誕祭Vinayaka Chavithi限定のスペシャルターリーを食べてきました。
アーンドラ・ダイニング渋谷店は最近の4月にでき、このご時世にも関わらず100席という大箱。いや、逆にスペースが広々取れたほうが安心という戦略なのかもしれませんが。
アーンドラ・ダイニング銀座店やアーンドラキッチン御徒町、アーンドラ・ダバ神田、アーンドラカフェ(東大島)などアーンドラ系列はもともとよく行っていたのでですが、ここ渋谷店もオープンしたての時に行ったきりでした。今回二度目の訪問となりましたが、特別メニューということで面白い料理が多かったです。
ダイニングとキッチン、ダバ、カフェという名前は店舗の大きさや提供する料理で分けているんですかね… ?新しくアーンドラ・ダバ八潮もできたみたいですが、これは埼玉じゃなくて品川区にあるらしいです。
ガネーシャ・チャトゥルティとは?
ガネーシャ・チャトゥルティは毎年8月から9月あたりにインド全体で行われるガネーシャのお祭りで、敬虔な信者は9日間毎日連続でお祈りを捧げるらしいです。特にマハラシュトラのプネーはガネーシャ信仰で有名です。
アーンドラ料理とは?というのはこちらの記事に書きましたのでよろしければあわせてご覧ください。
スペシャルターリー
ターリーの構成はこちら。社長さんの出身地カキナダの味に寄せているらしいです。
- Drumstick Rasam
具としてのドラムスティックは不在だったが、ザラザラした成分が底に沈殿しているすっきりしたラッサムでした。
- Gutti Vankaya Curry(Kura)
guttiは小さい、vankayaは茄子の意味。。curry的なものをアーンドラではkuraと呼ぶ。タミルやカルナータカのkariという言葉と漠然と似ている。突き抜ける辛さと濃厚なナッツ感はアーンドラ料理の特徴です。
- Veg Kurma
- Plantain Vepdu
青バナナの炒めもの。ほくほくした食感が芋のよう。アーンドラ料理ははっきりした味付けが特徴と言われるが、それがわかりやすいものだった。
- Pulihora
タマリンドライス。ピーナッツ、ゴマやクミンの香りが特徴的で、タマリンド水で酸味を加えたマサラペーストをまず作り、炊いたライスを混ぜて作られます。
- Veg Pulav
- Basmati rice
- Poori
- Perugu Garelu
ダヒワダ。ワダがヨーグルトの中に沈められ、マスタードシードやカレーリーフなどがテンパリングしてあります。
- Papad
- Modak(真ん中にある餃子みたいなお菓子)
ガネーシャのお祭りではこのModakが必ず21個供されるらしいですが、逆に1年に1回しか食べられないという。千年前に日本に伝わった清浄歓喜団というお菓子はこれと同じので、当時からこの形をしていてそれが保存されてきたのだなと思うと、なんだかロマンだったり宗教という装置のすごさを感じます。
今回のターリーですが、お米大好きアーンドラ人らしく、ベジプラウ、プリホラ、白ライスという3種類の米料理が同居していました。さらにパパドもウラド豆ではなく米でできたものだし、ガネーシャ祈祷のため年に一度しか作られないお菓子Modakもお米の皮で作っているという。徹底したお米主義者。
南インド、特にチェンナイなんかにいくと昼しかミールスを出していないお店も多く、夜はドーサやワダなどのティファンで軽く済ませるような人も多いのですが、アーンドラの人は夜も必ず米を食べないと気がすまないらしいです。
日本人なら米を食え。アーンドラの食は米好きの日本人にはきっと合いますね。
▼アーンドラ料理ゼミ活動の様子など細かい情報発信はnoteのマガジンに書いていますので、そちらもよろしければ御覧ください。
▼東京マサラ部室(https://twitter.com/masala_bu)でインドを作っています。
▼カレーのZINEを作っています。
お店の情報
※店舗情報はご自身でご確認ください。
普通お店で出していないような料理も予約すると特別に作ってくれるそうです。
営業時間
ランチ
[月~金]
11:15~15:00(L.O.14:30)
[土・日・祝]
11:30~15:00(L.O.14:30)
ディナー
[月~金]
17:00~23:00(L.O.22:00)
[土・日・祝]
17:00~22:00(L.O.21:00)
日曜営業
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