どうも、今日もどこに需要があるのかまるでわからない記事を書いていくカレー哲学です。
道具にこだわる人って素敵ですよね。どこか外国の料理を作るときには、一度はその国で実際に使われている道具で調理をしてみたくなったりします。自分は、キャンプギアを手に入れるみたいに、たとえすこし不便でも現地で使われている調理器具を実際に手に入れて使ってみることにとてもワクワクしてしまいます。
そこで今回はスリランカの調理器具をご紹介。
スリランカ料理を作る時にはワランというclay pot、土鍋が一般的に使われるそうです。煮物、炒めものなどなんにでも使えるスグレモノで、スリランカの家庭ではこれを大量に並べて材料を入れ、一度に同時並行でたくさんのカレーを仕上げていきます。
保温性が高く、これで煮込むと美味しさが一気に倍増すると言われています。
ワランとは
これは茨城で買ったものだが、素焼きの土鍋。日本のものより軽くて硬い感じがある。
割れやすいので取り扱いには気を使うが、スリランカ現地では割れる前提で使われるものなのだろうか。
ワランを使う前の下処理
実は日本の土鍋のように使う前に下処理が必要で、正しくやらないと使う時に割れてしまうらしいです。実際にやってみたのでメモとして残しておきます。
手順はこんな感じになります。
- 洗剤を使わずにワランをよく洗う。
- 3日間水に沈める。
- 一度完全に乾かす。
- ココナッツオイルを塗って完全に乾くまで放置
- 鍋として使う
それではやっていきましょう。
まず、水に沈めます。
3日間経ったら、取り出して表面が乾くまで放置。
乾いたら、ココナッツオイルを手でまんべんなく塗りたくります。ちょっと白い固形成分がキモいが、だんだんと吸収されていきます。
映りは悪いけど、完全にココナッツオイルが吸収されました。
使えるようになりました。
なぜこんなことをするのか?
細かいことはわかりませんが、素焼きの鍋の中には細かい気泡がたくさんできている状態だと思われます。それを加熱すると膨張した空気の逃げ場がなくなって割れるのではないかと。
そこにココナッツオイルを染み込ませることで、穴が塞がれて割れにくくなるのかもしれません。
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