南インドケーララ州では「カッパ」という名前でキャッサバ芋が主食として食べられており、米の代わりにキャッサバ芋を使ったビリヤニがあります。キャッサバ芋はタピオカの原料なのですが、芋の状態では特にもちもちはしていません。
今回はキャッサバ芋と水牛肉を使ったビリヤニのレシピをご紹介。麺のビリヤニも存在するし、ビリヤニって一体何なのか、ますますわからなくなる。
キャッサバ芋は国産だと11月くらいにしか出回らないので、その時期に入手して冷凍するのがいいっぽいですね。もしくは自分で育てるか。
今回はこちらのサイトで冷凍のキャッサバ芋を入手して作ったが、ケララバワンのサッシーさんいわく、外国の冷凍ものはあまり美味しくないらしい。ケララバワンでは自分で畑を所有してちゃんと育てているみたい。
材料
【カッパ】
- 冷凍タピオカ 1 kg
- 茹でる水 1L
- 塩 10g
- ターメリック少し
- カレーリーフ 20枚
【水牛の下茹で】
- 水牛 1kg (ビーフでも可。なるべく小さくサイコロ状に切る)
- 生姜クラッシュ 50g (石臼で潰すか、まな板と麺棒で叩いてつぶす)
- 青唐辛子 2本
- ターメリック 大1/4
- BPパウダー 大1/2
- 塩 小1
- 水250cc
【グレイビー】
- タマネギ 250g ハーフカットスライス
- 生姜クラッシュ 30g
- にんにくクラッシュ 2個
- カレーリーフ 10枚
- マスタードシード 小1
- 赤唐辛子 5
- ターメリックパウダー ¼ tbsp _
- コリアンダーパウダー – 2 tbsp
- レッドチリパウダー – 1 tbsp
- ブラックペッパー – 1½ tbsp
- 塩 小さじ1
- ココナッツオイル 50cc
【カッパビリヤニマサラ】※以下の材料を全てローストして挽く
- フェンネルシード 大1
- カシア 1片
- クローブ 8
- カルダモン 8
- スターアニス 3
- メース 1
作り方
大きな工程の流れとしては、水牛肉の下茹でをしたあとマサラを作る→茹でた芋を合わせて混ぜる
- カッパビリヤニマサラの材料を軽く乾煎りしてミルサーで挽く。
- 水牛肉とつぶした生姜、青唐辛子、ターメリック、ブラックペッパー、塩、水250ccを入れ、水を足しながら弱火で90分煮て最終的に水分を飛ばす。柔らかくなければ時間を延長する。
- ココナッツオイルを中火で熱し、マスタードシードを弾けさせ、赤唐辛子を加えて黒くなるまで加熱する。
- 玉ねぎ、ニンニク生姜、カレーリーフを加える。玉ねぎの周りがこんがり色づくくらいで火を弱め、ターメリック、コリアンダー、レッドチリパウダー、ブラックペッパーを加えて炒める。
- 3で茹でた牛肉を水分ごと炒め合わせてグレイビーを作る。少しお湯を足してシャバめに仕上げる。
- キャッサバ芋を塩10gとカレーリーフ20枚、ターメリックひとつまみを入れた1Lのお湯で10分ほど柔らかくなるまで茹でる。冷凍ものはわりとすぐに火が通るので煮崩さない。
- 芋とグレイビーを合わせて良く混ぜ、蓋をして弱火で10分加熱する。
- 熱いうちに食べる。ほぼ肉入りのポテトサラダ。
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