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南インド料理食体験

ナンディニ(清澄白河) オーナムスペシャルメニュー


先週、ナンディニのオーナムスペシャルメニューを食べに行った。
キリスト教徒でもないのにクリスマスにただのりして祝っているようなもので、ケーララ人でもないのにケーララのお祭りをお祝いする。でもまあ食文化を入り口に海外のことに興味を持つのはいいことなんじゃないですかね。


オーナムは毎年8月末から9月初めに行われる南インド ケララ州最大のお祭りで、一年を通して祭礼がたくさんある中でも一番盛り上がるらしい。


このオーナムの日に合わせてレストランなどもスペシャルメニューを提供するのが習わしという。

『食べ歩くインド』という本によるとお祭りやハレの日に食べられる宴席自体をケーララではサッディヤと呼び、供される料理自体もサッディヤというらしいが、ナンディニでは単に「スペシャルメニュー」という呼び名だった。特にサッディヤという呼び名はしていなかったけど品数は関係ないらしいので、これも一応サッディヤなのだろうか。


ともかくとても美味しかったので、忘れないうちに振り返っておく。

ナンディニのスペシャルメニュー


メニュー構成は以下のような感じですた。



Appalam/アッパラムは豆の煎餅でパパドの親戚。パパド系は名前がたくさんあり、南インドのやつは軽めでえびせんのような仕上がり。崩しながらご飯に食べたり、そのままディップして食べたり。



Kerala Sambar/サンバ
豆が溶け込みきったドロドロタイプのサンバル。今回はおかずがただでさえ多いので、そんなに戦力にはカウントしなかったが、下地としてご飯に混ぜたサンバルゾーンを作り食べ進めていくような食べ方をした。
サンバルにも色々あって、解像度を上げていくと沼が広がっているのだが、これはケーララのVarutharacha Sambar(ココナッツサンバル)と呼ばれるものだろうか。


Rasam/ラッサムはかなりストイックですっきりとしたラッサムだった。
ラッサムもかなり沼で、自分にはラッサムについて何も語る資格がない。



Malabar Chicken/チキンカレー
ココナッツミルクの入った典型的なケーララのチキンカレー。一口目の旨味が強くて、かなり美味しかった。ベジミールスに取り掛かる前にもちもちのポロッタと一緒にやっつけるというのがいつもの生業なのだが今回はお米と一緒にも楽しんだ。ノンベジアイテムはあまり他のものと混ぜずに食べる。




Olan/冬瓜のオーランはココナッツミルクのスープ状の料理というべきものだが、豆と共に柔らかく煮込まれ、具がメインでご飯のおかずとして頼もしい存在になっていた。


Aviyal/アヴィヤルはヨーグルトとココナッツの蒸し煮というような料理なのだが、これがうまいんだよなあ。大きめにカットされた野菜。ただの野菜なのに、なんだこの旨味は?こういうの作れるようになりたい。


Dal Pancharatna/ダールパンチャラトナはお米にかけられたダール。パンチャという名の通り5種類の豆のミックスで、かなりドロドロしていた。ダールはなぜか豆をミックスさせると美味しい。



Pineapple pachadi/パイナップルパチャディ

今回唯一使い所がわからず持て余したアイテムがパイナップルパチャディ。自分の知っているパチャディはヨーグルトと和えたような料理なのだが、これはヨーグルトに加えマスタードペーストが大量に加えられ、しかも具がパイナップルという不思議な料理だった。日本の味覚の本棚にはない料理だ。




他にもKerala Porotta/ケーララ・ポロッタEgg Fry/エッグフライ、フルーツなどもあった。

ナンディニは久しぶりの訪問だったが、普通のメニューの完成度が大変高い上にスペシャルメニューも加わって、大変に満足した。

チャイもサルビスでいただいてしまったのだが、インド料理店でサルビスしてもらうチャイってなんでこんなに美味しいんだろうな。


ナンディニで出している日替わりのビリヤニの種類がたくさんあるんだけど、わからないのが結構ある。君は、ビリヤニ言えるかな?!

スペシャルではない普通のミールスも大変豪華で美味しいのでぜひ。個人的には新橋の支店よりも、清澄白河の方が好きです。両方美味しいけどね。

お店の情報

ナンディニ 清澄白河店 (清澄白河/インド料理)
★★★☆☆3.56■予算(夜):¥1,000~¥1,999

営業時間

[月~金]11:00~14:30 [土・日・祝]11:00~15:00
17:30~22:30(L.O.22:00)

日曜営業

定休日:無休

※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。


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