新大久保をぶらぶら散歩してみると、本当に手に入らないものはないというくらい何でも売っている。ある日、肉のハナマサでタイ産のバナナの花房が売っていた。
そういえばスリランカにはバナナの種類だけで何十種類もあるらしく、バナナの花というのも日本より身近な存在らしい。せっかくなのでこれもカレーにしてみましょう。
どの花房がいいのかわからなかったので、小一時間悩んだ末もっともツヤツヤしているものを選んだ。どうだ、輝いているだろう?
バナナが大好きで毎日のようにウホウホ食べまくっているのだが、そういえばバナナの花というものをまだちゃんと料理して食べたことがなかった。
シンハラ語でバナナの花はKessel Muwa(ケセルムーワ)というらしい。これをスリランカ式にココナッツ炒めmallum(マッルン)にします。メインの料理というよりはたくさんある野菜料理のうちの一つという感じ。
Kessel Muwa
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材料
- バナナの花 1個 ※肌ツヤのいいヤツ
ペーストの材料
- 玉ねぎ スライス 40g
- 青唐辛子 1本
- ブラックペッパー 小さじ1/2
- ニンニク 2片(10g程度)
- クミンシード 小さじ1/2
- チリフレーク 小さじ1/2
- チリパウダー 小さじ1/2
- カラピンチャ(カレーリーフ)1枝12枚程度
- ココナッツファイン 100g
- 塩(スリランカの岩塩がよい)小さじ1/2~1.5程度、味をみながら調整
晒す用の水
- ターメリック 小さじ1
- レモン 1個
- 水 たくさん
その他
- ココナッツオイル 大さじ1
- ウンバラカダ(モルディブフィッシュ)小さじ1 ※ベジの場合は省略
- ゴラカ 2個ちぎる ※省略可能
- ランペ(省略可能、今回は入れなかった)
作り方
- レモン汁とターメリックをボウルに入れ、水に溶かしておく。
- バナナの花を解体する。キモいので注意。中身の花を全部取り出す。なんかベタベタするけど気にしてはならない。
- 花を開いておしべとめしべをとって捨てるものが多いが、どっちでもあまり変わらないと思う。
なんかエヴァンゲリヲンに登場する使徒みたい。この花ひとつひとつがバナナの実になるのかと思うとすごいな。
- 花びらを細かく刻む。変色しないようにすぐに水に晒す。
- のこった蕾も全て刻んでみじん切りにする。水に晒す。芯の部分も全部食べられる。
- 玉ねぎ、ニンニク、カラピンチャ、青唐辛子、クミン、チリフレーク、チリパウダー、ココナッツ、岩塩をすべてブレンダーにかける。回らなければ少量の水を入れる。石臼やウェットグラインダーでつぶしてもよい。
- 鍋にココナッツオイルを熱し、モルディブフィッシュとゴラカをまず炒める。
- ブランダーにかけたココナッツスパイスペーストを軽く2-3分炒める。
- みじん切りにしたバナナの花をいれて炒める。
- 弱火で蓋をし、10分ほど蒸すようなイメージで加熱する。
- 蓋を開けて、水分を飛ばすように5分ほど炒めたらできあがり。塩分を調整する。
仕上がり、Tips
- キシキシして、若いたけのこのような味がする。そんなにおいしいものではないけど、特別まずくはない。
- バナナの実のように甘くもないし、香りがあるわけでもないので何を食べているのかわからなくなる。繊維質で身体に良さそうな味。
- このときは若干水分が残っているが、もう少し水分を飛ばし気味で炒めてもよさそう。
- スリランカ料理はあんまり詳しくない上に、一度作っただけなのでメモ書き程度のレシピです。お気をつけください。
- 分量はバナナの花の大きさによって適宜ご調整ください。
- インド料理好きからするとスリランカ料理というのは異質で、同じような材料を使っているのに全く違う文化圏という感じがする。
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