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カレーについて考えるコラム

唐辛子かんさつにっき(20日目)

唐辛子を植えてから20日ほど経ちましたが、すっかり芽が出てすくすく育ち始めました。現在はこんな感じ。


同時に3種類の種を8粒ずつ蒔いたのですが、その中でも発芽の仕方に少しずつ差がありました。



20日目の様子

一番左8本のKolhapur(でかいシワシワ)が10日目に発芽し一番早く、発芽率も8/8という絶好調度合い。
真ん中のKerala(しわしわ)は12日目に発芽し、5/8が発芽。
一番右側のマンガロール(丸い)は発芽するのが一番遅く14日目。発芽率も一番低く4/8という状況。

この発芽率の差は何に起因しているのかわからないが、ベランダのプランター栽培なので、温度差があったりしたのかもしれない。

ちなみにこいつら、なんていう唐辛子なのかな?と思い今回は少し調べてみました。


Kolhapurのチリ、Keralaのチリ→Byadgi / Byadagi Chili

Kolhapurという街はインドのマハラシュトラにあり、年末の旅行の時に立ち寄った唐辛子と羊しかない街。唐辛子とそれを使った辛い肉料理が有名でChili Marketという本当にチリしか売っていない通りがあり、その周辺で買ったものでした。





この写真のBadghi Chiliというやつに似ている。長細くてしわしわ、食べてもそんなに辛くない。カシミールチリに比べると辛いけど、これのPowderがKasimir Chiliとして売られることもあるようです。

ケーララの唐辛子はこの前の2月くらいにケーララに行った友人からもらったもので、彼は買った赤唐辛子をそのまま天日干しにして日本に持ってきたと言っていました。これも長さや太さが全体的に違うものの基本的には同じByadagi Chiliの仲間のように思われます。


Byadagi Chiliはカルナータカやインドの南西部にかけて広く栽培されていて、マハラシュトラ料理には欠かせないもの。また、赤色が深く濃いので色素を抽出して口紅やネイルにも使われている、世界中で取引されている唐辛子だというのですが、全然知らなかった。


安定した需要があるためビジネスとしても人気があり、南西インドで広く栽培されていて、インドで二番目に多く売り上げ高がある唐辛子がこれなんだとか!一位はなんなんだ?

全然知らなかったけど、どうかすくすく育ってくれよな!!

Mangaloreのチリ→Mundu Chili/Gundu Chili

右端に植えたチリは確かマンガロールの量り売り市場みたいなところでコカムと一緒に買ったチリなのだが、タミルナードなどでよく見かけるグンドゥチリの仲間だと思われる。これは丸くて鈴のような形をしていて、皮が薄くて比較的辛味が強いチリ。


以前パキスタンでも同じようなチリをお土産に買ってきたのだが、それはもっと色が濃くて重厚感のある香りだった気がする。同じ種類の唐辛子でも、栽培される土地や気候によって少しずつ特徴が異なってくるのかもしれない。



それぞれの唐辛子を料理によって自由自在に使い分けられるようになったら良いなあと思うのですが、まだまだですね・・・。いま『唐辛子の世界史』という本を読んでいますが、なかなか面白いです。読み終わったら要約記事も作ろうかな。


参考リンク:
-https://www.india.com/travel/articles/8-indian-chillies-you-must-know-about-3241064/
-https://www.clovegarden.com/ingred/cp_indiz.html
-https://www.youtube.com/watch?v=XMY2yUvAACI
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