カレーを考える

カレーと米にまつわる問題

カレーライスの半分はコメでできている」。この言葉を初めて聞いたとき、脳裏に衝撃が走った。

あ、当たりまえすぎる・・・。


しかし、当たり前なのに案外見過ごされがちなことのような気がした。

カレーのレシピ本を紐解いてみるとお米について書かれたものは案外少なく、せいぜい「バスマティライスの炊き方」、とか「日本米なら固めに炊こう」、とか「日本米とバスマティライスをミックスしてもおいしいよ」、とかそのくらいのことしか書かれていない。

インドの米としてバスマティライスはかなり有名になっていて一般家庭でも普及している感があるが(自分の中だけなのか?)、やはりバスマティは香りが強すぎて飽きやすく、普段使いの米ではない。ミールスには香らないタイ米が最高という意見もあり、米についてはまだまだ掘りがいがありそうだ。



カレーが音楽だとしたら米は箱だろうか。カレーという音楽が野外ステージでの開放的なものになるか、コンサートホールでしっかり聴かせるものになるかは米で決まるのかも。

インド亜大陸の米

自分は圧倒的に米派だ。カレーを楽しむにはコメがいる。

もちろんチャパティやロティ、ナーンやパロタなどインド亜大陸ではパンで食べる文化もかなり多いものの、バングラデシュやネパール、南インド、スリランカなんかは圧倒的に米だ。

ミールスもダルバートもライス&カリーも、日本のどんぶり山盛り以上の量の米が皿に盛られてきて、腹パンになっても米のお代わりは止むことを知らない。でもインディカ米はカロリーゼロなのでどんなに食べても安心

反対に北インドで米が食べられていないかというとそんなことはなくて、自分がデリーに住んでいた時は、夕食ではチャパティを二枚食べた後に米とダールを必ず食べていた。米は太ってパラパラのやつやら細長くて粒が崩れているやつ、などダールにも色々あるように米にも色々な種類があった。

パキスタン滞在中はビリヤニやプラオとして毎食のように米を見かけたものの、家庭でも最後まで白飯を見かけることがなかった。あれはちょっと不思議だ。

インドのスーパーとかに行くと樽に入った米が何種類も売られていて、何が何だかわからない。でもインドの人々は当然のように何種類もの米を使い分けているように見える。

このように、インド周辺の旅の記憶はいつでも米の記憶と結びついている。



米とカレー

とにかくカレーといったら米だ。コメコメコメ。


記録に残すのがだいぶ後手に回ってしまっているが、「カレーを考える部屋」の第3回目テーマは「米とカレー」となった。テーマに関して発散する中で上がってきた問を列挙してみる。



テーマ:米とカレー

・米とカレーの最適な組み合わせとは?

・レモンライスとかジーラライスと合わせるとおいしいカレーは?

・インド亜大陸には信じられないほどたくさんの米があるが、日本で手に入るインド亜大陸の米について調べてみる、食べ比べする

・米のデンプンにはアミロースとアミロペクチンの2種類があって、アミロース含有率が高いほどモチモチした米になる。インド米のアミロース含有量を分析


・ターメリックとかシナモンリーフみたいに炊くときに入れるといいスパイスは?

・ビリヤニ、テハリ、プラオなどの米料理について


・日本で香り米を作っているらしいが、日本米のビリヤニは?国産バスマティはよ


・パーボイルドライス(セーラ米)について


・バスマティもブランドによって全然味違うけどどこのがおいしい?


考えたいことはたくさんあるが、米関連では3つに書きたいことを絞り込んだ。


まず、代々木上原の「いま、一番炊かれたい男」という変態ライスのいるお店で日本一おいしいというご飯を食べてきた話。食事の始まる前にウェルカムライスが出てきて、最後にはお米の湯漬けを食べることができる。


次に、手に入る範囲でインド亜大陸米を入手したので、インド亜大陸で食べられている米情報をできるだけ網羅しつつ(無理か)、それぞれの最適な調理法と食べ比べレポなど。これはnoteに書くかも。

日本で買えたお米たち、ポンニライス、マッタライス、タイ米、ソナマスリライス、バスマティライス、チニグラ。



また、ベンガル料理の深堀の続きとしてベンガルで食べられている米についてもうちょっと調べてみたいと思う。


ベンガルと言えばチニグラ米。

チニグラchiniguraはバングラデシュでは誕生日とかパーティとかちょっと特別な時に食べるお米らしく、バシュモティ(バスマティライス)より値段が高いという。ちなみに普段食べる白飯はシャダバット(shada bhat、そのまま白飯の意味)といい、Miniketというものがよく食べられているらしい。


先日、大塚のベンガルビストロスナリでいただいたチニグラ米(chinigura)のプラオがうますぎて衝撃を受けた。オリーブオイルで玉ねぎとスパイスを炒めたものを炊く時に投入しているらしい。香りと食感が他にはない感じで、これだけでいくらでも食べられる。強いカレーじゃないと負けてしまうかもしれないけど、僕、お誕生日にこれ食べたい。


別のコメだと思っていたKalajeeraやGobindo bhogという米やPulav Chauというプラオ用の米も実はChiniguraと同一人物という説も。。。米の名前も色々とあって錯綜しているので調べてみる。
ちなみにバングラデシュは米の消費量が世界一だという。日本はなんと50位。

日本人なら米を食え。お米マスターに俺はなる!

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